6月11日(木)
シンパカフェでは無農薬や有機を使っていることを
あえて控え目にしたい。
僕らは素材として無農薬や有機が良いと思うし、
できるだけ仕入れている。
だからこそそう思う。
新鮮で無農薬の野菜はおいしい。
それは生産者が誇るべきことだと思う。
生産者の方々の努力を聞けば敵わないと尊敬する事もある。
そりゃ、そんな野菜はそのまま食べた方がおいしいだろうから、
シンパカフェの存在理由はそこに無い。
そして今日は自給率から考えた。
自給率 100% にするには国土の 5 割を農地にしないといけないと聞く。現在、国土の 1 割が農地。だから、日本人全員が国産の作物で生きる事はない。その1割の農地も有効に使われているかは疑問。さらに有機や無農薬の農地は一部だ。
例えば、地域で採れたもので、無農薬な野菜が良い食べものだとする。店がそれを使っていることを誇ってしまったら、お客さんもありがたがってしまったら ほとんどの人はダメなものを食べてる空気が強くなりませんか?
こんな視点でエコやら、農やら、ナチュラルやらを考えると
なんだか嫌な気分になるのは僕だけかな。
情報を集めて正しいモノを、得た人が勝ちみたいな。
そんな人たちが理想とする「みんな」が安全で健康になれるって現実的なのか。
まっすぐな目をした女性たちと目をあわせられなくなる。
個人のライフスタイルだったら気楽だろうけど、
商売となった時、僕らは嘘つきじゃない?と悩むときがあります。
何事も「さりげなさ」が美しいと僕は思っています。
『追記』
ただ、その良し悪しを判断するのはお客さん。
お店の良いところは、単純に認めてもらえなければ無くなるって事。
今日があるのは昨日シンパカフェでお金を使ってくれたお客さんが居るから。
ただ、それだけです。
思いを形にして伝えていこう。
最初から、僕らの売り物はそれだけなのです。
おかげ様でもうすぐ4周年。
新入生、卒業生。どれだけ僕らに共感してくれるか。
店を続ける限り悩み続けるんだろうな。
